清志郎とLSD
ことは2000年の終わり、清志郎がこんなニュースを耳にしたことからはじまる。雪山で雪崩に巻き込まれた息子を、80歳の父親が吹雪のなか探しに行き、自ら救出したというニュース。
その、人間の秘めたる能力というものに、清志郎は大いに衝撃を受け、そしてわが身を振り返る。「自分にはそんなに歩く能力が備わっているだろうか?」と。
そこでまず、「鹿児島まで歩いて辿りつこう!」ということをひらめくも、しかしきっと疲れたら交通機関をアテにしてしまうに違いないと思い直す。そしてさらなるひらめき―「ならば自転車ならどうだ?」これが清志郎の自転車ライフのきっかけであった。
ご存知忌野清志郎のウェブサイト「地味変」です。
http://www.kiyoshiro.co.jp/
ここのLSDと言うページに自転車に乗り始めたいきさつが書かれています。
http://www.kiyoshiro.co.jp/lsd/index.html
このLSDというのはあのLSDとは違います。
清志郎だからすぐそっちのほうをイメージしがちですが、これは「ロング・スロー・ディスタンス」という言葉の略です。
つまり長い距離をゆっくり走ること。それだと自転車の場合大概の人はけっこう長い距離走ることが可能です。
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