マシュマロは飲み物ですｗ

パスタ料理というのは、日本のおそばやラーメンとは違って「具」というイメージはないんです。

おそばやうどんも、もちろん麺そのものの味は確かにあるし、麺そのものを食べる、あじわうというところも大きいです。でもおそばはともかくとしても特にラーメンは「具」って大きい要素ですよね・・・どんなチャーシューか、とかどんなトッピングかというのは。

で、しょうゆとかとんこつとかスープの味と、トッピングというのが大きい２本の柱ですよね・・・


でもパスタって、比べるのもどうかとは思いますが(笑)大まかなイメージで言えばしょうゆか、とんこつか、味噌かというところでの「勝負」なんです。うまくいえないけど。あくまでもラーメンで言えばのことです。ラーメンはしょうゆか味噌か、のほかに「具」も要素のひとつ。そういう目で私たちは麺料理を見ることが多いと思います。

つゆと具。

パスタは、私が教わったのはそういうものとは少し違います。

ソースというのは、いわゆる「つゆ」の部分にあたります、日本人的イメージで言えば。

ですが・・・具という概念はないと思います。

たとえば野菜ならトマト、魚かい類ならえび、その味をいかにソースとしてまとめあげていくか、そしてそのソースの味でいかにパスタをうまく食べるか、という感じです。

ですから野菜などは細かく刻んだりまたよく煮込んだりしてソースを作ることが多いです。ソースとパスタの渾然一体となったその味を味わうのです。いきおい「具」というものはなかったりします。

パスタという料理はそういう側面を持っているものと私は解釈しています。



有名なパスタ料理家であり評論家でもある人は、こう言っています。
「すくい上げたフォークにすべての味がはいっていなくてはならない。」と。つまりフォークですくいあげたときパスタとソースがよく絡んでいて、たとえば５種類の材料を使ってあるソースだとしたらその５種類が一回すくい上げたフォークの上にすべてのっていなくてはならないということです。私はどうしてもそこにこだわってしまいます。


しかし日本人はどうしても具に目が行きがちですよね、えびがのっかってるとか、○○がでかいとか・・・


やはり具が多いと見た目もいいですし具がおおきいと皆さん喜びますし、濃厚なソースではなくてもパスタはおいしく食べられることは間違いないことです。


そこで、主に野菜に関してですが普通は使う材料を小さくあるいはパスタに合わせた大きさに(つまり細くとか)きることが多いのですが、ここはまったく逆を行きます。大きく切ります。そしてソースを作るときのように煮込むのではなく、サラダのようなイメージで火をあまり通しません。しゃっきりした歯ごたえを残すためです。


これは大きいものを口に入れると、よくかむ必要が出てきます。そのうえ歯ごたえがあると、余計に噛まざるを得ません。


噛むことによって満腹信号が早めに脳に伝わります。つまりたくさん食べなくても満腹が得られるのです。


また、生と違って多少火を通すことでかさが減り、たくさんの野菜を摂ることができます。

ダイエット用のパスタはそういう考えから野菜の選別と調理をするのです。




これは値段もダイエットなもやしのパスタ。